数年前にとある催事にご招待頂いた際に将雪英先生の作品を沢山拝見し、その素晴らしさに魅了され、仕立てていただいたお着物です。ほっこりとした紬地に施されたキメ細やかな相良刺繍が本当にお見事です。お着物通の方はご存知と思いますが、将雪英先生は工芸美術大師という認定を受けておられる方でございます。日本でいう人間国宝に匹敵するものです。 帯次第で普段使いとしても活用できて重宝しそうだったので、こちらに決めました。いつもはサイズ優先で柄合わせは妥協して仕立てていただくのですが、この時はせっかくなので柄優先で仕立てていただいたため、私には身幅が少し大きく、なかなか着用して出掛けるまでには至らず、いまだ未使用でございます。大変価値のあるお品ではございますが、やはり所持しているだけではもったいないとの判断から、思いきっての出品です。価値のわかる方、お着物が好きでたくさん着用して頂ける方の手に渡ることを願っております。ステキなご縁がございますように…身丈 161.5cm（背から)裄丈 66cm袖丈 49.5cm袖幅 34cm前幅 25cm後幅 31cm※素人採寸のため、多少の誤差はお許しください。 以下、ネットより引用↓将雪英は、日本における人間国宝に匹敵する「中国工芸美術大師」という認定を受けている。現在では指導者としても活躍しており、約1万人に刺繍の技術について指導を行う。将雪英が制作する着物の特徴は、優れた技術の蘇州刺繍を用いたきめの細かさである。それは人の髪の毛よりも細い糸を使った精密な刺繍で、ほとんど凹凸のないきめの細かい生地を作り上げる。その精密さから高い技術と時間が必要となり、将雪英ほどの作品を作り出せる人間はほとんどいないとされている。